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2017年 08月 29日
肖像画の制作
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3号S(273×273mm)/油彩/2017

彫刻家・加藤巍山(ギザン)さんからご依頼を頂きまして、この度ギザンさんの奥さま(Aさん)をモデルに作品を制作しました。

肖像画は一般的に、「作品全体としての雰囲気」や「足し算・引き算的な造形」等の制作者側のイメージコントロールよりも、「似せる」という要素がかなり重要になることがあります。作品としての着地点がご依頼者様側の感覚によることの難しさもありまして、誠に恐縮ながら普段はご依頼を受けていないのですが、今回は特別なご縁ということもあり挑戦させていただきました。

ギザンさんとは住まいが近いこともありまして、お互いの家族が集まって一緒に食事をするなど、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいています。なのでAさんとも度々会う仲です。


今回の作品では衣装や飾りなどはご本人の希望に添うスタイルで、また、作品のサイズについても何度か意見交換をしてから制作に入りました。通常の作品では僕一人の独断で作品を進めているので、いつもとは違い新鮮でした。

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こちらは額装写真です。

木の素材の雰囲気をそのまま活かした額縁を額装家さんに作ってもらいました。


先日、加藤巍山さんのインタビュー記事がJapan Business Pressのサイトに掲載されました。大変興味深い記事です。会員登録が必要なサイトですが最初のページは無料で読むことができます。ぜひ読んでみてください。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50598
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写真:Japan Business Pressより。加藤巍山さんの木彫作品です。


ギザンさんの最新展示情報は以下です。作品2点が展示されるとのことです。
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『驚異の超絶技巧!〜明治工芸から現代アートへ』 2017.9.16〜12.3 三井記念美術館
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展示期間中にはギザンさんのトークイベントもあるとのこと!
10.21/14:00-15:30 アーティストトークセッション 定員50名、聴講料2000円(無料観覧券1枚付き)※詳しくは三井記念美術館へよろしくお願いいたします。


ギザンさんの作品紹介をしているブログもあります。
http://gizan.exblog.jp




by unokazu | 2017-08-29 15:55 | works
2017年 08月 11日
展示のお知らせ
三越美術110周年 HOPES 次世代百選展
■会期:8月30日(水)〜9月5日(火)※最終日は午後5時閉場
■会場:日本橋三越本店 本館6階美術フロア
作品のお問い合わせ:電話 03-3241-3311

「対岸の音」と題したシリーズの作品です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
※在廊の予定はありません。


「対岸の音」6号F(31.8×41cm)/油彩/2017  "Sound of the Other Side", Oil
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こちらは額装した状態の写真です。
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このシリーズ作品では普段の作品よりも小さく人物を描いています。
写真左側は10円硬貨との大きさの比較、右側は筆入れ中の写真です。
1号の水彩用面相筆を使い、いつも以上に呼吸を整え慎重に描いています。視力の衰えに注意しないと、こういった絵は今後描けなくなってしまうかもしれませんね‥。

今回の展示では「私の10年後」というテーマで各作家が100字以内のコメントを書き、会場に掲載されるとのことです。日本橋三越の展示では作家の魅力を伝えるために毎回様々な工夫が凝らされていて、こういったコメントを求められることがあります。
さて、どうしようかと思いを巡らせました‥。10年後どうなっていたいか‥イメージしてみました。色々と考えましたが、普段から心に秘めている思いをこのテーマに合わせて書くことにしました。

10年後どうなっていたいか、その前に、自分は10年後までの画業の道をどう歩んで行きたいのか。絵の仕事というのは自分の精神状態がそのまま滲み出てしまう仕事の様に感じます。心持ちや志が道となり自分を未開の地へと導いてくれる様な感覚があります。

「水面を歩く様に」というイメージで画業の道を進んでいく。精神を整え、前を向く。邪心を持てばたちまち水の中へと落ちてしまう。

絵描きの道を「勝つ、負ける」という感覚で進むのは力強くてとても良いかと思います。しかしながらどうにも僕の場合はそれらのイメージを強く持とうとすると絵が描けない‥。
作家の仕事を「戦争」というイメージで語る方も多く、「弱々しい者は負けるよ」と、人から心配されることもありました。毎度「はぁ‥」とお答えするに留めて話は終わってしまうのですが、、それに対する答えが今後の自分の道を決める様な気もしています。

「水の上を歩く」とは夢想の色が強いですが、それくらいのイメージで自分の軸を保ちたい。淡々と自分に出来ることを積み重ねたい。

どうでしょうか‥。バランスの取り方は人それぞれに合ったものがあるかと思います。僕はまぁ、これで良いのでは‥と根拠のない直感で思うところです。
「戦争・戦い」のイメージだと「嘲りや中傷」も朝飯前といったところだと感じます。僕も面と向かって嘲りを受けることもありまして(アドバイスとは違った明確な嘲りの意思表示として)、美術業界は相変わらず怖いなぁ‥などと感じてしまいます。そういった時は反論はせず「水の上に立っていられるか」といったことをイメージして自分を保つ様にしています。

作家としての佇まい、絵とは関係ない様で、関係ある様な、そんな思いのお話です。

良い絵を発表できる様に‥、課題は沢山あります、10年後は今以上に素晴らしい絵を発表していたいです。




by unokazu | 2017-08-11 15:04 | works
2017年 02月 17日
作品運搬
完成した80号(1455×970mm)を我が家の車に乗せ、品川の撮影スタジオと埼玉県志木市の額縁工房へ行ってきました。当初はトラックを手配しようと考えていましたが、試しに作品を乗せてみたら意外と収まったので良かったです。80号までは自分で手軽に何とか出来ることが分かりました。

我が家からスタジオまでが、下道を走って約2時間。
スタジオから額縁工房までが、高速を走って約1時間。
工房から我が家までが、下道を走って約1時間。

ドライブの1日でした。

写真はスタジオにて。作品は横構図ですが、照明の都合に縦置きで撮影しています。
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by unokazu | 2017-02-17 12:43 | works
2016年 11月 23日
展示のお知らせ
現代の具象絵画展 -over the top-
◼︎会場:阪急うめだ本店 7階 美術画廊
◼︎会期:2016年11月23日(水)~11月29日(火)
   日~木曜日 午前10時~午後8時  
   金・土曜日 午前10時~午後9時 
   (※最終日は午後6時まで)


〈出品予定作家〉
中山忠彦/野田弘志/青木敏郎/安彦文平/生島浩/今井喬裕/卯野和宏/大畑稔浩/小尾修/加藤裕生/木原和敏/小森隼人/曽根茂/高橋和正/冨所龍人/中尾直貴/中島健太/原雅幸/平澤篤/福井欧夏/藤原秀一/丸山恭世/三嶋哲也/山本大貴/李暁剛
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

画像は額縁工房にて撮影したものです。
額縁職人さんと様々意見交換して木地の表情を出した額縁を作ってもらいました。

今回の作品は花を画面に入れました。アメリカンブルーという名で、我が家の庭で育ている花です。

「花と静物」4号S(33.3×33.3cm)/油彩/2016 "Still life with Flower", Oil
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by unokazu | 2016-11-23 15:51 | works
2016年 08月 26日
空に舞う
日本橋三越の個展に出品していた作品です。

「空に舞う」/2016年制作/12号M(60.6×41cm)/油彩
"Drifting in the Sky", Oil
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※作品細部
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※額装写真
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※スタジオにて。作品撮影の様子です。
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by unokazu | 2016-08-26 12:21 | works
2016年 08月 16日
「合間」80号の額装
額縁屋さんにお願いしていた額装が完成しました。
アクリル板の映り込みで作品は特に見えづらくなっていますが、全体の感じとしては以下の画像の様になりました。画像では真っ黒な額に見えますが、実際の額縁は表面に燻した銀の加工がされていまして少し柔らかい色味になっています。

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「合間」 2015年制作/ 80P(145.5×97.0cmcm)/油彩

この作品を以前美術雑誌に掲載して頂いた際に、合わせて作品コメントも掲載して頂きました。
アートコレクターズ(2015年12月号)
短めの文章になっていますが、よろしければこちらもご参考までにどうぞご覧ください。
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以前の日記でも作品を紹介しています。作品細部の画像も掲載しています。
2015年04月18日の日記




by unokazu | 2016-08-16 13:40 | works
2016年 08月 01日
呼吸
日本橋三越での個展に制作途中にて出品していた作品です。
その後作品を完成させ額装し、先日日本橋三越へ納めてきました。

「呼吸」/4S(333×333mm)/2016/油彩
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※額装写真
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「呼吸」と題した作品は今までに何点か描いていますが、作品のイメージとしては「雲海の下」と題したシリーズの作品と近い感覚が基になっています。一つの在り方を外から捉えた感覚が「雲海の下」、内側から捉えた感覚が「呼吸」という作品のシリーズです。端から見るとあまり大差はないかもしれませんが、僕にとってはとても重要な違いです。




少し前のことになりますが、「雲海の下」という作品をアートコレクターズ7月号に掲載して頂いた際に、作品のイメージについてちょっとした文章を書きました。
しかしながら言葉で捉えたイメージは絵そのものの全てではありません。絵の世界は見てくださる人の中でさらに育ててもらえたら幸いなんだと思います。
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※月刊アートコレクターズ 2016年7月号 p.21より







by unokazu | 2016-08-01 22:33 | works
2016年 07月 23日
抜け道
日本橋三越での個展に出品していた作品です。


「抜け道」/10P(530×410mm)/2016/油彩
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※額装写真
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※個展会場の写真
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この「抜け道」という作品を『美と幻想の世界』という書籍に掲載していただける機会を得まして、その際に作品のコメントも提出しました。本では「だ・である調」に修正されたので強めの文体で載っていますが、以下が提出した文章です。よろしければこちらもどうぞよろしくお願い致します。(本の紹介は後日掲載します)


「ここではないどこかへと続く抜け道を、私は探しているのかもしれません。夢や希望へと向かうための道、全てを投げ捨て逃げ出すための道。意識はそれぞれに違いますが、別の場所へと向かう意志とエネルギーを生きている熱の証として受け止め、一つの情景としてイメージしました。」





by unokazu | 2016-07-23 23:45 | works
2016年 07月 04日
先へ
日本橋三越での個展に出品していた作品です。


「先へ」/10M(333×530mm)/2016/油彩
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※作品細部
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※額装写真
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by unokazu | 2016-07-04 17:33 | works
2016年 06月 29日
雲海の下
2016年6月25日発売のアートコレクターズ7月号に紹介して頂いています。

日本橋三越での個展に出品していた作品です。



「雲海の下」/8P(333×455mm)/2016/油彩
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※作品細部
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※額装写真
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by unokazu | 2016-06-29 02:45 | works


    


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