2020年 08月 28日
講師・スタッフ展終了しました。
勤め先の彩光舎美術研究所にて毎年開催されている「彩光舎 講師・スタッフ展」に出品した作品です。彩光舎には受験部と一般部(社会人向け)がありますが僕は一般部の方の講師として13年目になりました。
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「雲海の下 ルミエールの肖像」0F(180×140mm)/油彩/2020
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モデルとなった猫は我が家の飼い猫の「ルミエール」です。今までも度々絵に登場してもらっていますが、しっかりとメインで描いたのは実は初めてのこと。題名は「雲海の下 ルミエールの肖像」です。「雲海の下」シリーズの1点となります。個を特定する名前は見方の幅を狭めてしまうこともある為なるべく題名に付けない様にしてきましたが、ルミエールという名前はフランス語で「光」という意味があり、力のある意味合いなのであえて題名に入れることにしました。日本で使われている美術用語はフランス語由来の言葉が多いですが‥それとは関係なく、もともとは妻の飼い猫で、妻が大学時代にフランス文学を専攻していたこともありフランス語のルミエールという言葉を選んだということです。

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「対岸の音」10F(455×530mm)/油彩/2020/「卯野和宏 光と闇の円環」展出品作

猫をメインにした作品も色々とイメージが湧いているので今後積極的に発表していこうかと思っています。またぜひご覧いただけましたら幸いです。ありがとうございました。



# by unokazu | 2020-08-28 14:24 | works
2020年 08月 21日
作品の話
2020年6月の日本橋三越本店にて開催された個展「卯野和宏 光と闇の円環」展に出品していた作品です。
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「森の出口」20M(727×500mm)/油彩/2020/鶴の来る町ミュージアム蔵

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※作品部分画像


今年の個展でもそうでしたが、近年特に、自然との融合、また、中空構造という表現の在り方に意識が向いています。

老荘思想、道教、禅、そして茶道(teaism)。
自然との共存、その関わり方や美意識。絶対的なものはなく、全ては常に移り変わり、多義的であるという考え方。東洋における芸術方面への影響としては、具体的なところでは水墨画や俳句などにみられる在り方だと感じますが、空や虚が含まれる断定しない表現の在り方、ある種の不完全性が無限のイマジネーションを覚醒させるという効用、そういった調和の美がとても好きで、しっくりきています。

東洋文化を紹介する書籍で先の様な考え方と歴史に改めて触れたものの、個人的には中学時代の美術の教科書で初めて見たアメリカのアンドリューワイエスの作品に対してもほぼ同じ様な感覚を覚えた記憶があります。(勝手な感想としてはデンマークのハンマースホイの作品にもそいうった面白さを感じ惹かれています。)

研ぎ澄まされた再現描写はそれだけの要素でも絵画画面や鑑賞者をも制圧してしまう強さと魅力があるかとは思いますが、その方向とは違う(東洋方向?かどうかはさておき)先の様な感覚で「描写」というものに向き合えればと常々感じております。

自然との融合、中空構造表現、言葉で簡単に言ってはみても、それを研ぎ澄まされた調和をもって形にするのはこの上なく難しい。思考の地図を眺めてアレコレとイメージを巡らせているだけでは、自分の絵画は何も始まりません。自分の足で歩み、自分の絵画を成し遂げていきたいです。
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※作品部分画像
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# by unokazu | 2020-08-21 17:55 | works
2020年 07月 19日
個展終了しました。
「卯野和宏 光と闇の円環」展にご来場くださった皆様、この度は誠にありがとうございました。

個展のテーマにした副題は本展だけのイメージではなく、以前から現在も変わらず続くテーマです。まだまだ描けていないイメージが沢山あるので、また一つ一つ引き続き丁寧に形にしていきたいと思います。
今回の個展はコロナウィルスの混乱により、かなりドタバタしましたが、作品を会場に並べ、開場出来たことは幸いでした。開催に向けた、関係者の皆様方のご協力とご尽力に心より感謝申し上げたいと思います。
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以前より交流を持たせていただいている歌手の秋川雅史さんがご来場くださいました。とても励みになりました。嬉しかったです。

個展はやはり、自分の現状、進みたい方向性、自分自身がやるべきことなどがしっかりと見えてきますね。今回の個展でも、それらをしっかりと実感できた感覚がありましたので、また力強く進んでいけそうな気がします。




# by unokazu | 2020-07-19 18:38 | art
2020年 06月 05日
個展のご案内
ここの日記ではすっかりご無沙汰してしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。2020年は大変な年になってしまいましたね‥。
緊急事態宣言の期間中は6月の個展開催は難しいかもしれないとの不安がありましたが、宣言解除を経て、当初予定より2週間延期とはなりましたが個展を開催できる運びとなりました。開催に向け色々とご尽力くださった関係者の皆様へ、深く感謝申し上げたいと思います。
個展会場ではしっかりと新型コロナウィルス感染予防の対策がとられるとのことです。大変な時ではありますが、よろしければどうぞよろしくお願い申し上げます。

「卯野和宏 展 光と闇の円環」
日時:2020.6/17(水)〜22(月)
会場:日本橋三越本店6階美術サロン
※デジタルカタログにて出品作品をご覧いただくことが出来ます。

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「空へ」15M(652×455mm)/油彩/2020

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皆様、心身ともに引き続き何卒ご健康にお気をつけください!




# by unokazu | 2020-06-05 02:15 | art
2020年 02月 01日
鶴の来る町ミュージアム一周年イベント
◆2020年1月26日
鶴の来る町ミュージアム( 〒899-0435 鹿児島県出水市荘329番地1)
TEL:0996-79-3977
・司会進行・・・佐々井智子さん(ギャラリーアートもりもと)
・作家・・・木原和敏、福井欧夏、卯野和宏、伊勢田理沙、藤井佳奈(※敬称略)
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ご来場くださった皆様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
トークは約1時間ほどでした。作家5人でのトークなので一人10分ちょっとくらいだったでしょうか。自身の方向性や価値観などについて、わずかな時間ではありましたがそれぞれの言葉でそれぞれにお話しした内容でした。イベント最後の質問タイムでは、「素晴らしい美術館なので多くの方々にもっと知れ渡って欲しい」といったご意見もあり、収蔵していただいている一作家としてとても嬉しく感じました。


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トークイベント後はご来場いただいた方々に向け、ポストカードにサインを入れさせていただきました。


鶴の来る町ミュージアムは写実的な絵画を中心にコレクションされていますが、一様な細密描写作品が並んでいるのではなく、表現には幅があり観ていて面白いです。作家によっては若い時代から現在まで数十年の差がある作品が隣同士に並んでいたりもします。作家自身の年齢による変遷を楽しむことができるのもとても興味深いです。
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鹿児島県出水市は渡来して来る鶴が有名とのこと。田んぼにいた鶴の大きさと多さにはとても驚きました。出水市は自然が美しく空間が広大でとても気持ちが良かったです。トークイベントの翌日はとても風が強く、午前中は飛行機が欠航になるなどの波乱もありました。写真だと分かりづらいですが、山を撮影している写真ではお互いの声が聞き取りにくいほどの強烈な風が吹いていました。僕らが乗る帰りの飛行機は午後でしたが、何とか飛んでくれることになりスケジュール通りに離陸しましたが、大きな揺れの連続で内心ハラハラな帰路ではありました。


とにかく、あっという間の充実した楽しい2日間でした。また鹿児島まで観に行きたいです。




# by unokazu | 2020-02-01 15:03 | art


    


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