2021年 12月 05日
故郷である茨城県境町はふるさと納税が5年連続茨城県1位、3年連続関東1位という町で、東京オリンピック会場を設計された建築家・隈研吾さんによる建物(美術館、道の駅、カフェなど)が全国で一番多く建てられていたり、全国初となるAI自動運転バスが町内を運行していたりなど、近年とても面白い展開をしています。また、BMXの国際競技場ができたことも話題となっているところです。 そんな境町にて、この度、町の文化芸術をさらに豊かにする為に「茨城県境町参与・文化芸術アドバイザー」という職に就任することとなり、自治体と一緒に町づくりのお手伝いをしていくことになりました。今のところの主な仕事は文化芸術事業の企画運営、文化面における地域おこし協力隊の選考などです。現在様々な事業の準備を進めているところですが、まずは第一弾として隈研吾建築でのアート企画を10月よりスタートすることとなりました。 <粛粲宝美術館 サテライト企画 隈研吾建築×内海聖史・卯野和宏「芋づる画廊」> 干し芋を専門にしたカフェ(隈研吾建築)の中で作品発表をしていきます。日常の中にアートを馴染ませること、また作品の売り上げの一部を境町の文化芸術振興にあてることで町の発展へと繋げるなど(町民割引制度もあり)、美術を町の営みの中で機能させていく試みとなります。 東京駅から境町への直通バスも運行しています。ぜひ境町へお越しください。 #
by unokazu
| 2021-12-05 02:11
| art
2021年 10月 13日
静岡県伊東市の池田20世紀美術館へ、大学院時代の担任教授・久野和洋先生の大規模な回顧展を観てきました。改めて感じられる滋味深さを発見できたりなど、とても良い展覧会でした。 作品を観ていると空白と余韻の向こう側へ行き、そのまま自分の内なる世界を静かに見つめるような感覚を覚えます。技巧的なものが全面に出るということはなく、絵の具で視点が止まらないところも印象的です。具象絵画における描写の問題について、絵画の可能性、絵とは何か、様々なことを学生時代に教えていただきましたが、今になって実感できたことも多々ありました。久野作品はまだまだ深く、僕自身がさらに歳を重ねてから新たに気づくこともきっと沢山出てくるのでしょう。
回顧展なので年代を追うごとに深まっていく様子が改めて観られたのも感じることが多かったです。呼吸を乱したら一気に何も見えなくなってしまう細い道を黙々と何十年も歩む様な、鋭さを維持すること、更に研ぎ澄まし続けることは大変なことかと想像します。 とにかく感慨深い時間でした。じっくり体感できたことを自分の画業に繋げたい、焦らず見誤らず‥。 今回の外出は家族との一泊旅行も兼ねました。美術館から近い場所にある大室山へ行ったり、シャボテン動物公園へ行ったり、久々の温泉にも癒されました。 #
by unokazu
| 2021-10-13 17:12
2021年 09月 20日
自分自身の中の重層的でそれぞれ質の違う感覚に対して、全てを一つの手法で(細密な描写で)掬い取ることは不自然であるという問題に対しての新たな道筋、その一歩目を今回の個展で経験出来たことはとても大きかったです。本展にて洋画家・池田清明先生と作品の内容を通して交流できたことも大きな励みとなりました。 今まで限られた都心部で活動することが多かったこともあり、鎌倉という土地独特の雰囲気が色濃く感じられた個展であったことも新鮮でした。沢山の経験を次の展示へ繋げて行きたいと思います。 #
by unokazu
| 2021-09-20 01:18
| art
2021年 07月 10日
画像は中間講評会の様子です。 この度イッツコムチャンネル(地デジ11ch)の地元NEWSにて当講座を紹介してくださる事になりました。 以下5回の時間内で授業の様子などが放送される予定です。 7/15(木)20:40~20:50 7/15(木)22:30~22:40 7/16(金)06:00~06:10 7/16(金)07:00~07:10 7/16(金)18:00~18:10 放送地区は、以下の各一部地域です。 東京都 渋谷区・世田谷区・目黒区・大田区・町田市 神奈川県横浜市 青葉区・港北区・緑区・都筑区 神奈川県川崎市 高津区・宮前区・中原区 描く事、美術を通した学びの豊かさの一例をご覧いただけたらと思います。ご興味ありましたらぜひ横浜市の美術施設をご利用ください。 #
by unokazu
| 2021-07-10 17:08
| media
2020年 08月 28日
モデルとなった猫は我が家の飼い猫の「ルミエール」です。今までも度々絵に登場してもらっていますが、しっかりとメインで描いたのは実は初めてのこと。題名は「雲海の下 ルミエールの肖像」です。「雲海の下」シリーズの1点となります。個を特定する名前は見方の幅を狭めてしまうこともある為なるべく題名に付けない様にしてきましたが、ルミエールという名前はフランス語で「光」という意味があり、力のある意味合いなのであえて題名に入れることにしました。日本で使われている美術用語はフランス語由来の言葉が多いですが‥それとは関係なく、もともとは妻の飼い猫で、妻が大学時代にフランス文学を専攻していたこともありフランス語のルミエールという言葉を選んだということです。 #
by unokazu
| 2020-08-28 14:24
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