2018年 09月 09日
「リオンソー ルネサンス 2018」展、終了
会期中の9月2日、15時から夕方まで会場に在廊していました。写真はその日に撮影した展示風景です。

卯野作品は会場入り口のショーウィンドウでした。
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作家の職業について思うこと。例えば農家の方が農作物を育てる様に、あるいは漁師の方が魚を捕らえる様に‥、作家の仕事・職業というものは直視不可能な「存在」を育て・捕らえ、それに直視可能な最適な姿形を与えて出荷することである、というイメージを持っています。食物が体の一部となる様に、作品は心や精神の一部へと繋がっていく。
農家の方や漁師の方が自然の恵みを得ていることにもまた、作品作りと共通したものを感じています。(他の職業を例えに出すとその専門の方に怒られてしまうだろうか‥、すみません)

大自然の恵み、そして(人類史上唯一である)自分自身の個としての恵み。
恵みは、世界にも、どの人にも既に沢山あるのだと思っていますが、果たしてそれに気付くことができるのか、また、それに最適な姿形を与えることが出来るのか‥、そこが難しいところです。
例えば松尾芭蕉と僕が同じ100mの道を一緒に歩いたとしたら、彼はいくつの光輝く存在に気付くのだろうか、と思うことがあります。気付けるだけではなく、それに最適な姿形を与えなければならない。
ゴッホ、ワイエス、ベートーベン、夏目漱石‥。偉大な芸術家は沢山います。先日他界された(残念なニュースが耳に入りとてもショックでした‥)漫画家のさくらももこ氏の作品もとても凄いと感じます。

作品は、いくら見栄えを繕っても、込めたものは良かろうが悪かろうが滲出し、それが作品の存在の全てとなるのではないでしょうか。誤魔化しきれません。そんなことを思います。
それ故に怖いところはありますが、とても面白い仕事だと感じています。




by unokazu | 2018-09-09 02:02 | art




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