2018年 03月 10日
書籍作りの話
c0053436_02132116.jpg3月28日発売の著書の印刷に立ち会いました。

著者: 卯野和宏
単行本: 128ページ
出版社: マール社
発売日: 2018/3/28
商品パッケージの寸法: 25.7 x 18.2 x 1 cm

↓Amazonにて販売予約受付中です。


意見を交わしながら、最終的な色の出方を慎重に進めていきました。特に表紙のカバーは艶加工が施されるので、紙に印刷した状態と、その後に艶を出した状態では色味がガラッと変わってしまうところが難しい。
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もう少し赤を、もう少し黄色を、もう少し明るく‥、微調整の連続によって全員納得の状態に仕上げていきました。
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本書は画集としてもお楽しみいただけます。
2018年作の新作もなんとか締め切りに間に合いまして収録することができました。
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油彩ギャラリーの色確認も慎重に。本画の色調を知っているのは作者だけなので、やはり立ち会いは重要です。
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印刷された紙の山。パソコンに向かって文字をひらすら打っていた時間が思い出されます。感慨深い‥。

この日の印刷立会いにて、僕の担当分の作業は全て終わりました。
あとは発売を待つのみです!




# by unokazu | 2018-03-10 16:19 | art
2018年 03月 02日
書籍出版のご紹介
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2017年8月4日の日記で書いた話の続きです。)

昨年から度々日記でもご紹介していましたが、この度マール社さんのご依頼により執筆していた著書がいよいよ発売間近となり、予約販売がスタートしました。ぜひお手にとってご覧いただきたいです。

著者: 卯野和宏
単行本: 128ページ
出版社: マール社
発売日: 2018/3/28
商品パッケージの寸法: 25.7 x 18.2 x 1 cm


↓マール社のウェブサイトからお求めになれます。

↓Amazonからもお求めになれます。

出版社さん側の企画(書籍のコンセプト、表題、紙面構成など)をもとに、鉛筆画2点の制作、及び執筆をさせていただきました。
デッサンの技術をまとめた書籍は多数ありますが、その技術でどこへ向かうのかを紹介している書籍はほとんど見かけません。どこへ向かい、どの様な表現をするのかは各自に任される部分が大きいので書籍としてまとめるのがとても難しいのだと思われます。質感を出すテクニックや立体的に描くテクニックの様な明確な答えだけをまとめた書籍ではなく、技術の紹介とともに一作家の思考が多数まとめられた珍しい書籍です。本書は鉛筆画がメインとなっていますが、巻末の方にて油彩画14点(2点未発表の新作)の掲載もあります。

絵画教室等にてデッサンの技術を磨いている方が、次なるステップとして市展、県展、公募展などに挑戦してみたいと思うことは多いのではないでしょうか。技術の発表としてではなく、表現として作品を発表するためのアプローチの一例として、本書を参考にしていただけましたら幸いです。


以下の画像は、マール社のウェブサイト及びAmazonにてサンプルページとして掲載されています。(※Amazonのサイトですと、少し大きな画像が掲載されているので文章を読むことができます。)
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# by unokazu | 2018-03-02 18:11 | media
2018年 01月 23日
書籍掲載のご紹介
「写実絵画の麗しき女性像」(2018年1月22日発売)にて、表紙に卯野作品を使っていただきました。(※表紙画像は作品の一部です)

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出版社:辰巳出版
ムック:112ページ
【掲載作家】島村信之/卯野和宏/山本大貴/中島健太/高橋和正/川嶋陽介/大谷郁代/岡 靖知/光元昭弘/浅野真一/平林孝央/今井喬裕/米村太一/伊勢田理沙/浅村理江/内田すずめ

絵画の紹介だけではなく、各作家の自筆文も掲載され読み応えのある本にもなっています。

卯野和宏は表紙掲載の他、2ページにわたるアトリエ訪問の記事、10作品の掲載です。

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書店でお見かけの際にはぜひお手にとってご覧ください。


↓アマゾンからもお求めになれます。



# by unokazu | 2018-01-23 23:44 | media
2018年 01月 19日
全国大会in横浜
全国に支部を持つ絵画サークル「チャーチル会」の全国大会が昨年11月にパシフィコ横浜で開催されました。全国大会は一年に一度、各地の会員が一同に集まり、絵を描き親睦を深めています。
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全国から270名ほどの方々が参加されていました。
屋外では横浜の風景画を、室内では女性モデルの人物画を、それぞれがどちらかを選んで制作します。この日は寒かったので途中で室内に変更した方もいた様でした。
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開催地となった横浜の「チャーチル会ヨコハマ」では5人の講師がローテーションで授業を担当していますが、今大会では日展理事・湯山俊久先生と卯野和宏の2人が作品の審査を担当しました。
審査の様子です。棚に置かれた多数の作品をじっくりと見ていきました。
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懇親会場です。
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乾杯のご挨拶。
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写真左:チャーチル会ヨコハマの幹事長のご挨拶です。
写真右:林文子・横浜市長のご挨拶がありました。
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講評会は湯山先生との掛け合いです。
最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作10名を選ばせていただきましたが、賞の根拠やワンポイントアドバイスなどのお話しをしました。
実はこの当日までに湯山先生とはお会いする機会がなく、お会いしたのは3年ぶり?ほどでした。普段同じ会で講師をしていてもそれぞれが入れ違いなので会う機会はありません。「掛け合いでトークを」とのご依頼が大丈夫かな‥と不安ではありましたが、何とかうまくいった様でした。「お互い気にせず自分が思ったことを言おう」と言ってくださったので、僕も自分なりに思ったことを色々とお話しできたかなと思います。
講評の様子はスクリーンで大きくなっているので会場の方々も良く見える様になっています。
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ヨコハマの会員の方々と、大会終了後の集合写真です。
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僕がどこにいるかわかりますか?前から2列目の中央です。
全国大会の準備は会員の方々が自主的に行っているので、それぞれに係りのお仕事が大変そうでした。
とても好評な大会となったそうで(後日聞きました)、僕も嬉しく思っています。
皆様お疲れ様でした!

全国の会員の皆様、ありがとうございました!




# by unokazu | 2018-01-19 05:34 | notes
2018年 01月 02日
新年明けましておめでとうございます
2018年が始まりました。
「2017」の数字の並びに慣れる前に2017年が終わってしまってしまい‥、毎年の様にあっという間という感覚が拭いきれないお正月です。
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年末、年賀状用の家族集合写真を撮る為に川辺の土手に行きました。年賀状を作ることでハッと時間の流れに気付かされますね。「もう年が明けてしまう」と。
こちらはその時に撮影した写真の一枚です。猫が日向ぼっこをしていました。川辺はいつものどか。日常のスピードに目眩がした時には自然に触れる様にしています。まるでパラシュートが開いたかの様に、高速のスピードで目視できなかったあらゆるもの(向き合うべき問題の姿や、作品のイメージ、呼吸や足音など‥)がしっかりとした像として、クリアに認識できる様な感覚があります。



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こちらの写真は昨年12月27日の出来事。
今年3月に発売を予定している卯野和宏の初の著書、の打ち合わせです。2017年8月4日の日記でも書いた話の続きです。この日は約5時間ほどの時間をかけて紙面の内容を詰めていきました。まだまだやるべきことは膨大にあります。出版社の担当者さんのお力に全面的に頼りながらではありますが、当然ながら僕が執筆する文章の量もなかなか多く困難を極めております。うまく出来ないことに落胆することも多々あるのですが‥これは新しいことに対面している状態であり前進成長の証である、と思う様にしています。まだ見ぬ新しい景色を楽しみながら。
担当してくださるNさんには感謝感謝感謝、良い書籍になる様引き続き頑張ります。



出来事としましては、昨年2017年をもって白日会を退会しました。
初出品が2000年なので、17年間お世話になり勉強させていただいたことになります。
絵の話が沢山出来たこと、そして同世代の友人が沢山できたのはとても良かったと感じています。今後の作家活動としましては、今までとほとんど変わりがありません。引き続きより良い作品の発表に専念する、ということです。公募展作家としての活動がほとんど出来ませんでしたが、良い出会いに感謝しております。今後とも白日会の更なる発展を祈念しております。今まで白日会にて作品を見てくださった皆様、また白日会にて毎年作品を楽しみにしてくださった皆様、誠にありがとうございました。


今年は大きな展覧会が5月末から6月にかけて予定されています。東京日本橋にある春風洞画廊と大阪阪急うめだ本店にて2会場巡回の2人展があります。各自10数点を出品する予定で、現在もその作品制作を進める毎日です。より良い作品で皆様をお迎えしたいです。

昨年は体調を崩すことが多かったので今年はより一層健康に気をつけたいです。今年で僕は40歳。この日記の冒頭の年明けの感覚ズレの様に‥、何だか時間の感覚がボケボケでしていまだに学生の様な感覚が消えていないのですが(15年も前!)‥月日は容赦なしの様です。

2018年、皆様にとって明るく楽しい年になります様に。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。




# by unokazu | 2018-01-02 00:01 | notes
2017年 12月 09日
書籍掲載のご紹介
c0053436_13585920.jpg別冊太陽にて、8ページにわたり作品5点を紹介していただきました。各作品のコメントや、アートダイバー代表・細川英一氏にインタビューしていただいた記事も掲載されています。

表紙の作品は諏訪敦さん。表紙をめくって1ページ目に卯野作品を使っていただけたのは嬉しい。

絵を描き始めた時より、特別に「写実絵画」という言葉とカテゴリーを意識しながら描いていた訳ではありませんが、こういった機会に呼んでいただけるのは嬉しいです。

本書は各作家さんの絵画に対しての考え方などが紹介されています。それぞれに思っていることが様々で面白いと感じました。表現者にはそれぞれ思うことがあって、それぞれが真剣です。「絵画とは」という議論を重ねると、どうしても影響力のある方の意見が正しいとされる傾向がある様に思います。それを完璧な正しさとしその道に並ぶことも選択肢の一つですが、もし違う意見を持っているならば、参考にしつつも自分の信じる道へ進む選択肢があっても良いのだと考えています。

進む道の方向はあまり問題ではなく、どれだけ進んだか、どれほどの説得力を持って作品にすることができるのかが重要になってくるのではないだろうか。
オリジナルとは、取捨選択の集積、自分の尺度感じ方を信じられるかどうか。

どうだろう。

絵に対する考え方は経験を重ねるごとにその都度変化することもあると思います。数年前の真実が今現在では偽物だったと感じてしまうこともあるかもしれない。しかしながら、常に自分がこれだと感じる方向へ、熱のある方向へ、感じ考えながら進んでいきたいです。

※1ページ目の扉(中表紙)に卯野作品を使っていただきました。
掲載作品:「対岸の音」6号F(31.8×41cm)/油彩/2017  "Sound of the Other Side", Oil
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………………………………………………
【内容】
前著『写実絵画の新世紀』に続く、写実尽くしの第2弾!
女性画にテーマを絞り、気鋭の若手から独自の世界を構築するベテランまで21作家を紹介。
巻頭では諏訪敦を特集。厳選された9作品を紹介し、代表作《Yorishiro》を観音ページで掲載するなど、大きな判型で原画のリアリティにアプローチする。
すべての作品が必見・必読の待望の一冊!
◎巻頭特集 諏訪敦
《スペシャル対談》諏訪敦×宮下規久朗
「絵画というメディアの可能性をめぐって」
◎紹介作家
諏訪敦/生島 浩/島村信之/小尾 修/塩谷 亮/卯野和宏/小川泰弘/
大谷郁代/李 暁剛/高木公史/平澤 篤/山本雄三/冨所龍人/原 崇浩/
橋爪 彩/藤田貴也/渡抜 亮/山本大貴/中尾直貴/小林宏至/行 晃司
◎コラム
写実絵画を知る(1) 写実画・女性画の歴史──それぞれの実験と表現革命
写実絵画を知る(2) ワイエスとロペスが日本にもたらした眼と手のリアリズム
写実絵画を知る(3) 写実画の素材と技法
写実絵画を知る(4) タブーを超える裸体画
………………………………………………
図版はいずれも大きくとても綺麗で、文章も沢山あるので読み応えがあります。
11月27日発売です。書店にてお見かけの際にはぜひお手にとってご覧いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

↓アマゾンからもお求めになれます。



# by unokazu | 2017-12-09 17:55 | media
2017年 12月 07日
新たなスタート

c0053436_05435812.jpg第二子の次男が誕生してから約2ヶ月ほどが経ちました。写真は1ヶ月ごろの姿です。この頃は1日に9時間ほど続けて寝ることが多く、寝すぎの為栄養補給が追いつかず太れないという問題が発生していました。助産師さんのアドバイスによると「4時間ほどで起こして母乳をあげる様に」とのことで、現在はその効果もあって赤ちゃんらしく丸々と太っています。次男は産まれながら髪の毛が多く散髪した様な髪型だったので一時少年の様にも見えました。

次男のお産は長男と一緒に立ち会いました。長男の時も終始立ち会いましたがその時は産まれるまでに10数時間かかりました。次男は約2時間ほどで誕生。あっという間ではありましたが、それでもやはり壮絶でした。。長男はどう感じただろうか‥。長男と一緒に手を添えてへその緒をカットすることが出来たのはとても良かったと思います。新たなスタートです。改めてまた頑張らねばと強く思います。

早いもので年末です。現在は家族で風邪ひき中です。長男から始まった風邪が次々にうつり、それぞれが熱でダウン。乳児には絶対うつさない様にと頑張っていましたが、とうとう咳をする様になってしまいました。長男は風邪の後に中耳炎になってしまい‥我が家は嵐の中から出られません。僕は1日半ほど熱で倒れましたが、現在は咳を出しつつも作品に向き合っています。
僕のアトリエは自宅の一室ですが、その環境故にどうしても家庭と仕事がつながってしまいます。ドタバタと様々な家庭面でのトラブルに向き合いつつ、時間を見つけて瞬時に集中せざるを得ない状況です。画家の仕事は心の仕事でもありますので、心を安定させることはとても重要ですが、どうしても乱れてしまう。アトリエに入っても集中できない‥、未熟さを日々痛感しております。思考が停止して呆然としてしまうこともしばしば。
先日の日記でも書きましたが、人間として磨かれている時間である、ということですね‥。絵画とは人生そのもの。直接的に人生を描かずとも生き様が絵の具に宿り、目に見えない波長として作品からそのエネルギーが放たれ続けるのだと思います。磨かれた輝きをさらに作品に留められたら‥嬉しいです。




# by unokazu | 2017-12-07 20:49 | notes


    


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