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2012年 01月 31日
制作制作
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3月に六本木の国立新美術館で発表する作品を描いています。作品が大きいので立って描いていますが、一日中立ちっ放しの制作は久しぶり。

なかなか慣れません…。きっと描き上がる頃には足腰丈夫になっていることでしょう!

by unokazu | 2012-01-31 00:38 | notes
2012年 01月 28日
森を抜ける
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「森を抜ける」2011/油彩/60.6×41.0cm (12号M)



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作品細部


ここ最近、夜に外出する事が多くなりました。散歩、ちょっとしたジョギング。
誰もいない道、木々のシルエット、空の色、星や月、自分の呼吸、踏みしめる靴の音。


様々なイメージが湧いて来ます。

by unokazu | 2012-01-28 20:32 | works
2012年 01月 28日
ロンドン/ウィンザー城、他
旅行の最終日。この日は買い物と観光。

ロンドン三越へ行きました。スタッフはほとんどが日本人。
日本の本屋もありました。まるで日本に帰って来たかの様な錯覚を覚えます…。
日本の女優さんが表紙になってる雑誌をロンドンで見るのは何とも違和感ありました。

「日本未発売!」と日本語で書かれた紅茶をまんまと買って三越を出ました。

c0053436_23382089.jpg三越のすぐ近くにある噴水、ギリシャ神話の愛の神である「エロス」像。渋谷のハチ公的な待ち合わせ場所だそうです。



三越の通りと同じ並びにはファーストフード店風の日本料理屋がありました。

一週間油っこい物ばかり食べていた僕らにとって、それはそれは輝いて見えました(たぶん)。迷わず中へ。



寿司やオニギリやうどん、など!
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c0053436_044591.jpg味は日本とほとんど同じ。

うどんのダシもおいしかった。


胃の染み込み方がとても優しかったのを覚えています。
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最後にウィンザー城の見学。入城するのに、厳重な荷物チェックがありました。まるで空港の様。

城の中にはダヴィンチのデッサンなども飾られていました。さりげなく。さすがです。

この城にも優れた美術品がいくつもありました。




この数時間後、空港へ行き日本へ発ちました。機内では熟睡であっと言う間に日本でした。


旅の後半は美術脳?が相当疲れていたかもしれません。思い返してもあまり言葉が出て来ない。消化不良ですかね…。…でもその方がいいのかもしれません、身体で感じた、というのか。

刺激の雨は土に染みて見えなくなり、やがてそれは知らず知らず吸い上げられ芽を出し花を咲かすでしょう、と願います。


帰国から1週間ほど経ちました。何だか、ずっと前の出来事の様です。

研修旅行が、さてどう作品に影響するか…、そんな事を帰りの機内で思っていました。
さて、どうなるでしょう…。楽しみです。

おわり

by unokazu | 2012-01-28 01:14 | art
2012年 01月 27日
ロンドン/テートブリテン、他
c0053436_13471942.jpg大英博物館の後、テート・ブリテンへ向かいました。

ミレイのオフィーリアは日本に来た時は厳重な扱い、且つ人だかりでしたが、ここイギリスではオフィーリア前はガラガラ。フラッシュ無しなら撮影OKとの事でアップの写真を撮りまくり。

作品全体の雰囲気がとても良いです。透明色はもの凄く美しい。
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その後、骨董市をぶらつきました。
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c0053436_0373335.jpg日本の骨董市と比べると、やたら銀製品が多い印象(と言いながら写真には銀製品らしきものが写っていないですが…)。

この場所だけで「イギリスの骨董市って○○だ」とはもちろん言えないものの、食器等々、それでもイギリスっぽい暮らしの傾向(?)を何となく納得。

イメージとしては古い陶器や使い込まれた木製の何か、みたいなモノを期待していましたが、そういった代物は見当たらず残念。



オジさんニコニコ顔。





移動し、さらにテート・モダンで現代美術を鑑賞。


夜は中華料理。食べきれない量でした。イギリスサイズでは普通だそうで。イギリス人は凄いですね。味はとてもおいしかったです。
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イギリスで泊まっていたホテルには照明が適度に落とされた雰囲気の良いバーがありました。友人らと毎夜飲んでその日の感想を語り合い、談笑しました。作家同士はあまり会う機会がないので貴重な時間でした。

この日は最後の夜ということもあってバーではなく、野田先生の部屋に作家4人お邪魔し、お酒飲みつつ作品論を交わしたのでした。とても勉強になりました。

早いもので、翌日で最後の日。

つづく…

by unokazu | 2012-01-27 14:13 | art
2012年 01月 26日
ロンドン/大英博物館
大英博物館は色んなモノがあって楽しかった。
広過ぎてじっくり鑑賞する時間が無かったです。
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つづく…

by unokazu | 2012-01-26 02:51 | art
2012年 01月 26日
アートコレクターの表紙絵
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アートコレクター(1月25日発売/生活の友社/1,000円)の表紙に作品が掲載されました。タイトルは「森を抜ける」(12号Mサイズ)です。

以下リンクにて、誌面サンプルで僕の記事を見る事が出来ます。
拡大も可能なので文字も読めます。※リンク先は1ヶ月後に内容が替わります。
http://www.tomosha.com/books/collector/sample/02.pdf

by unokazu | 2012-01-26 00:46 | media
2012年 01月 24日
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ロンドンの朝。ホテルの12階からの眺めです。ロペス作品を喚起させるロンドンの街。
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ダ・ヴィンチ展は朝から長蛇の列でした。ちまたでは入場券が10万円のプレミア付きで取引されるらしいですが、頑張って早く並べば通常金額で当日券が買えるそうです。分かりづらいですが、ぐるっと奥まで列が続いています。
僕らは事前に貰っていたチケットを無くさない様に用心しながら入場時間を待ちました。
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c0053436_12513899.jpg長年行方不明になっていたダ・ヴィンチ作「サルバトール・ムンディ」の油絵が2011年にニューヨークで発見され、今回この特別展で初公開となります。

また、パリのルーヴル美術館から「岩窟の聖母」、「ミラノの宮廷婦人の肖像」、ロシアのエルミタージュ美術館から「リッタの聖母」、バチカン美術館から「聖ヒエロニムス」、ポーランドのチャルトリスキ美術館から「白貂を抱く貴婦人」が出展されます。
特に、ナショナルギャラリーとルーヴルの2つの「岩窟の聖母」が同時に隣り合って展示されることは奇跡的な事だそうです。

2枚の「岩窟の聖母」には数々の説があって、一説によるとロンドンの「岩窟の聖母」はダ・ヴィンチ作では無いのでは?という事らしい。

じっくりと2枚を見比べてみました。

パリの「岩窟の聖母」はとても丁寧に描かれていて調子も豊かだが、ロンドンのはどことなく急いで描いた様にも見える(?)。
なるほどなぁ…、と様々な想いを巡らせ…、
こういったミステリーもなかなか面白いものです。

ダ・ヴィンチの作品をこれほどまで多く一同に観たことは無かったのでとても楽しめました。肌から放たれる仄かな光は優しく、その何ともいえない表情には心が揺れました。


ポートレートギャラリー、ケンウッドハウスも鑑賞し、夕食は川沿いのお店にて。
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翌日は大英博物館へ。

つづく…

by unokazu | 2012-01-24 13:51 | art
2012年 01月 21日
ロンドン・ナショナルギャラリー
ビルバオから小型飛行機で約2時間のフライト、ロンドンに着きました。

食後、さっそくナショナルギャラリーへ。
土曜日ということもあってナショナルギャラリー前広場には多くの人が賑わっていました。
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イギリスではどの国立の博物館・美術館でも入場料が原則無料と決まっているそうです。
チケットを買う手間もなく中へ入れました。
ちなみに入り口には募金ボックスがあり、「入場料は無料です。無料であり続けることを支援するために、募金してください。」といったことが書かれています。

所狭しと飾られた数々の絵画。
教科書で見た事ある作品があちらこちらに!作家も豪華。
ホルバイン、ヤン・ファン・エイク、ティッツィアーノ、ベラスケス、レンブラント、フェルメール、ゴッホなどなど。

外の賑わいに比べると館内は空いていました。
「無料だし、いつでも見れるし」地元の人たちの心理としてはそういった所でしょうか。


c0053436_031475.jpgヤン・ファン・エイク(1395年頃 - 1441年)の「アルノルフィーニ夫妻像」(82×60cm)。

透明色は深く透き通っていました。黒色部分の艶が完全に引いてしまい白っぽくなっていたのは残念。

いや、しかしながら美しい。調子も奇麗。肌の陰色、ブルーの色味は凄まじく美しかったです。

輪郭のキワは絵の具溜まりもなくフラットに整っていました。
c0053436_026791.jpgティッツィアーノ(1506年頃 - 1576年)「バッカスとアリアドネ」(176.5 cm × 191 cm)。

ティッツィアーノの作品もとても良かった。真ん中の人の動きが好きです。

後世の修復家の仕事あっての、ということもありますが、油絵の耐久性は実に感動します。もちろん作家による組成ミスが無ければの話ですが…。(気をつけます!)

さて、自分でも思ったのですが、ナショナルギャラリーにおいて僕はどうしても造形要素ばかりに目が行ってしまいました。絵の具や構図、指の形や…。
作品世界に誘われる感覚を楽しんだのは最後の方にあった印象派の部屋。
ある意味「僕という人間はそういう事だ」と再認識だったかもしれませんね…。

裸体半裸の人々が壁一面所狭しと躍動的なポーズをとっている、それを見続けるのはエネルギーが無いと負けてしまうかもしれません。一種の絵画酔いの様な。出来れば数日に分けて鑑賞してみたいです。

売店に日本語による所蔵作品ガイドがあったので、それぞれじっくり読んで少しずつ勉強してみたいと思います。


c0053436_1502855.jpg夕方まで美術館を堪能し、帰りはホテルまでタクシーを使いました。分かりずらい写真ですが、イギリスのタクシーは後部座席に向かい合わせで座る事が出来ます。4人で乗った場合2人は背中を向けて進む事になります。

僕の泊まった部屋は12階。
見晴らしが良かったです。

明日はいよいよレオナルド・ダ・ヴィンチ展。


つづく…

by unokazu | 2012-01-21 15:43 | art
2012年 01月 20日
グッゲンハイム美術館
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ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営する美術館で、ビルバオ以外にも世界各地に展開しているとのこと。ここ、ビルバオのグッゲンハイム美術館は船の造形をモチーフに建造されたそうです。

c0053436_18271955.jpgジェフ・クーンズというアメリカ人の作品「パピー」。
花々で作られた子犬です。

美術館一階は、巨大で分厚い鉄板が街並の様に置かれていました。「鉄板と鉄板の間を歩いていると細い路地を歩いている様な感覚がしてくる」とガイドさんは言っていました。言われてみると確かに…。

館内その他は、真っ黒に染められたキャンバス、抽象的な彫刻、映像作品などが展示されていました。

50枚の絵画が飾れるところに5枚しか飾っていない空間の使い方。
作品から響く余韻を助長する様な空間は、まるで作品の一部となっている様でした。

館内には具象的な作品もありました。しばらくその作品の前で足が止まりました。やっぱり僕は具象の取っ掛かりがある方が体に合う様です。
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夜にもう一度ビルバオ美術館でロペスを観て、街をぶらついてホテルへ帰りました。

翌朝はイギリスのロンドンへ発ちます。

つづく…

by unokazu | 2012-01-20 19:23 | art
2012年 01月 19日
アントニオ・ロペス・ガルシア
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c0053436_18492036.jpg朝早く訪れたので会場は比較的空いていましたが、子供達の見学会は大賑わい。

1936年スペインに生まれたロペスはマドリード・リアリズム派の中心人物として活躍しスペイン国内のみならず国際的に非常に高い評価を得ています。現在もなお、平面・立体、分け隔てなく作品を発表し続けています。
c0053436_18414163.jpg左から大路さん、卯野、野田先生、石田くん、山本くん。

野田先生はロペスと同じ歳で交流もあり、また彼の取り扱い画廊マルボロとも交流があるそうです。
面白い話をいろいろ聞かせて頂きました。

いよいよ会場の中へ!

会場の中は撮影禁止。

入ってすぐの部屋の壁面はロペス20代の平面作品群。中央にはギリシャ彫刻の模刻。

次の部屋は食器棚やトイレや冷蔵庫の油絵、洗面室の鉛筆画など。落ち着いたグレートーンの色幅はとても豊かで美しい。絵の具は盛られる様に描かれていました。日本でこういった描き方の作品は観た事がありません。造形要素の美しさと不思議さにも目を惹かれますが、表現された世界は生活や家族の愛で溢れている様に感じました。刻一刻と過ぎる時間、出会いや自らの呼吸、陽と影の移ろい、様々なものが一枚に込められている感じがしました。
衝撃的な感動と心暖かい感動、僕の意識は作品の中に完全に引き込まれロペスの世界を浮遊している様でした。言葉はより簡単に「凄い」の一言しか浮かばない、とにかく凄い。

次の部屋には浴室のヌード、マルメロの木、食卓の絵、さらに会場奥へ進んで行くと大きな風景画が壁面を埋め尽くしていました。

マドリードを描いた下の作品は184 ×245cm、1987年から96年までの期間少しずつ筆が入れられています。

ロペスは同時進行で多くの作品に手を入れ続けています。例えばある作品は、夏の期間だけ筆を入れ、残りは来年の夏に描き、また続きはその次の夏へ…、そういった条件で制作を進めています。
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最後の部屋は最近描かれた花の作品群、そして男女のヌード立像などがありました。

ガイドをしてくれた日本人女性の話は面白かったです。ロペスが作品を語る対談映像などで知識を勉強したそうですが、制作年代や作品にまつわるエピソードなどを何も見ずに次から次へと話してくれました。彼女の情報量の凄さにも惚れ惚れしました。



c0053436_19452687.jpg昼食の為、会場を離れる事に。

美術館売店ではロペスグッズが沢山ありました。画集やメモ帳やTシャツなど、いわゆる日本の美術館と同じ様な感じです。

売店横にはタッチパネル式でポスターを注文する事が出来ました。
A3サイズ一枚で4000円くらいだったかな?

絵と出力サイズと枚数を決定して注文OKするとレシートが出てきて、それをカウンターへ持って行くと大きなプリンターで出力してくれるシステムです。

売店では若い女の子がそれを担当してました。その子は見た感じ155cmほどでアイラインが強めな金髪ストレートボブ。スペイン人は身長が日本人と似ていて、成人女性は160cm前後だとか。
友人の注文品を出力している最中、突然パソコンがフリーズ状態になったそうで、
「ごめんなさい!パソコンが止まっちゃったの!直し方も分からないのよー!すぐには渡せないので夜にでも!もう一度来てくれる!?」といったスペインなまりの英語で、その女の子は話していました。まるで舞台のワンシーンを見ている様にそれは鮮やかな身振り手振りでした。

トラブルは幸いすぐに解決。売店の女の子は喜んでいました。
「分からないけど直ったわ〜!♪♡」みたいな具合に。



昼食は白と赤のワインを2杯ずつ飲みました。
ビルバオ美術館はホテルと近いので夜にもう一度観に来ることし、一行は近場のグッゲンハイム美術館へと向かいました。

つづく…

by unokazu | 2012-01-19 22:04 | art


    


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