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2016年 09月 12日
リオンソールネサンス展、初日のこと
日本橋三越にてリオンソールネサンス展が始まっています(9月7日〜13日)。
初日は出品作家による任意参加のギャラリートークがありました。
当初は教室仕事が終わる時間の関係でレセプションパーティーのみの参加予定でしたが、急いで行った甲斐もあり急遽トークに参加させてもらえることになりました。

<写真:画家・小森隼人くん撮影>
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今回は作品の構成について話をしました。

写実的な手法による絵画は「見たものをそのまま描く」というイメージが強いと思いますが、僕は現実的な世界と心の世界とを融合させた形を描きたいと思っています。
以前松尾芭蕉に関する書籍を読んでいた際に、目に留まった印象的な内容がありました。「芭蕉が得意とした句は、現実と心の世界という次元の異なるものを合わせた<現実+心>の形である」という内容です。

『夏草や/兵どもが夢の跡』
前半の「夏草」が目に見える現実世界、後半部分が芭蕉が感じ取った心の世界です。

僕が絵画でやって行きたい事と共通する事が芭蕉のスタイルには多々あると感じ、それを(まだまだ深く勉強できてはいませんが)参考にすることで、自分の向かうべき方向をスッキリ整理出来た様な気がしています。
俳句は少ない情報量の中に広がりのある世界を作るメディアという意味合いにおいても、絵画に通ずるところがあるように感じます。書くべきこと削るべきこと、その取捨選択は絵画にとっても重要な意識であると思います。

そんな芭蕉の句を参考の一つに、
大自然、歴史、社会、時の流れ、それらの点景としての人間物語を僕個人の体験を通して形にできれば、とそんな事を考え近年制作をしています。

(といった事をトークで言ったつもりです。)

<写真:画家・中尾直貴くん撮影>
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写真:金丸さんの作品を囲んで。
左から画家・金丸悠児さん、画家・大谷郁代さん、卯野。
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レセプションパーティーや三越社員さんを交えての2次会、さらに3次会を通し、この日は同世代の作家さん達ととっても有意義な話ができました。




by unokazu | 2016-09-12 02:50 | art


    


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