2020年 08月 21日
今年の個展でもそうでしたが、近年特に、自然との融合、また、中空構造という表現の在り方に意識が向いています。 老荘思想、道教、禅、そして茶道(teaism)。 自然との共存、その関わり方や美意識。絶対的なものはなく、全ては常に移り変わり、多義的であるという考え方。東洋における芸術方面への影響としては、具体的なところでは水墨画や俳句などにみられる在り方だと感じますが、空や虚が含まれる断定しない表現の在り方、ある種の不完全性が無限のイマジネーションを覚醒させるという効用、そういった調和の美がとても好きで、しっくりきています。 東洋文化を紹介する書籍で先の様な考え方と歴史に改めて触れたものの、個人的には中学時代の美術の教科書で初めて見たアメリカのアンドリューワイエスの作品に対してもほぼ同じ様な感覚を覚えた記憶があります。(勝手な感想としてはデンマークのハンマースホイの作品にもそいうった面白さを感じ惹かれています。) 研ぎ澄まされた再現描写はそれだけの要素でも絵画画面や鑑賞者をも制圧してしまう強さと魅力があるかとは思いますが、その方向とは違う(東洋方向?かどうかはさておき)先の様な感覚で「描写」というものに向き合えればと常々感じております。 #
by unokazu
| 2020-08-21 17:55
| works
2020年 07月 19日
個展はやはり、自分の現状、進みたい方向性、自分自身がやるべきことなどがしっかりと見えてきますね。今回の個展でも、それらをしっかりと実感できた感覚がありましたので、また力強く進んでいけそうな気がします。 #
by unokazu
| 2020-07-19 18:38
| art
2020年 06月 05日
ここの日記ではすっかりご無沙汰してしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。2020年は大変な年になってしまいましたね‥。 緊急事態宣言の期間中は6月の個展開催は難しいかもしれないとの不安がありましたが、宣言解除を経て、当初予定より2週間延期とはなりましたが個展を開催できる運びとなりました。開催に向け色々とご尽力くださった関係者の皆様へ、深く感謝申し上げたいと思います。
個展会場ではしっかりと新型コロナウィルス感染予防の対策がとられるとのことです。大変な時ではありますが、よろしければどうぞよろしくお願い申し上げます。 「卯野和宏 展 光と闇の円環」 日時:2020.6/17(水)〜22(月) 会場:日本橋三越本店6階美術サロン ※デジタルカタログにて出品作品をご覧いただくことが出来ます。 #
by unokazu
| 2020-06-05 02:15
| art
2020年 02月 01日
鶴の来る町ミュージアムは写実的な絵画を中心にコレクションされていますが、一様な細密描写作品が並んでいるのではなく、表現には幅があり観ていて面白いです。作家によっては若い時代から現在まで数十年の差がある作品が隣同士に並んでいたりもします。作家自身の年齢による変遷を楽しむことができるのもとても興味深いです。 #
by unokazu
| 2020-02-01 15:03
| art
2020年 01月 22日
『鶴の来る町ミュージアム一周年イベント』 ◆2020年1月26日 日曜日 14時から ◆鶴の来る町ミュージアム( 〒899-0435 鹿児島県出水市荘329番地1) TEL:0996-79-3977 ・司会進行・・・佐々井智子さん(ギャラリーアートもりもと) ・作家・・・木原和敏、福井欧夏、卯野和宏、伊勢田理沙、藤井佳奈(※敬称略) #
by unokazu
| 2020-01-22 00:58
| art
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