2017年 08月 11日
展示のお知らせ
三越美術110周年 HOPES 次世代百選展
■会期:8月30日(水)〜9月5日(火)※最終日は午後5時閉場
■会場:日本橋三越本店 本館6階美術フロア
作品のお問い合わせ:電話 03-3241-3311

「対岸の音」と題したシリーズの作品です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
※在廊の予定はありません。


「対岸の音」6号F(31.8×41cm)/油彩/2017  "Sound of the Other Side", Oil
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こちらは額装した状態の写真です。
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このシリーズ作品では普段の作品よりも小さく人物を描いています。
写真左側は10円硬貨との大きさの比較、右側は筆入れ中の写真です。
1号の水彩用面相筆を使い、いつも以上に呼吸を整え慎重に描いています。視力の衰えに注意しないと、こういった絵は今後描けなくなってしまうかもしれませんね‥。

今回の展示では「私の10年後」というテーマで各作家が100字以内のコメントを書き、会場に掲載されるとのことです。日本橋三越の展示では作家の魅力を伝えるために毎回様々な工夫が凝らされていて、こういったコメントを求められることがあります。
さて、どうしようかと思いを巡らせました‥。10年後どうなっていたいか‥イメージしてみました。色々と考えましたが、普段から心に秘めている思いをこのテーマに合わせて書くことにしました。

10年後どうなっていたいか、その前に、自分は10年後までの画業の道をどう歩んで行きたいのか。絵の仕事というのは自分の精神状態がそのまま滲み出てしまう仕事の様に感じます。心持ちや志が道となり自分を未開の地へと導いてくれる様な感覚があります。

「水面を歩く様に」というイメージで画業の道を進んでいく。精神を整え、前を向く。邪心を持てばたちまち水の中へと落ちてしまう。

絵描きの道を「勝つ、負ける」という感覚で進むのは力強くてとても良いかと思います。しかしながらどうにも僕の場合はそれらのイメージを強く持とうとすると絵が描けない‥。
作家の仕事を「戦争」というイメージで語る方も多く、「弱々しい者は負けるよ」と、人から心配されることもありました。毎度「はぁ‥」とお答えするに留めて話は終わってしまうのですが、、それに対する答えが今後の自分の道を決める様な気もしています。

「水の上を歩く」とは夢想の色が強いですが、それくらいのイメージで自分の軸を保ちたい。淡々と自分に出来ることを積み重ねたい。

どうでしょうか‥。バランスの取り方は人それぞれに合ったものがあるかと思います。僕はまぁ、これで良いのでは‥と根拠のない直感で思うところです。
「戦争・戦い」のイメージだと「嘲りや中傷」も朝飯前といったところだと感じます。僕も面と向かって嘲りを受けることもありまして(アドバイスとは違った明確な嘲りの意思表示として)、美術業界は相変わらず怖いなぁ‥などと感じてしまいます。そういった時は反論はせず「水の上に立っていられるか」といったことをイメージして自分を保つ様にしています。

作家としての佇まい、絵とは関係ない様で、関係ある様な、そんな思いのお話です。

良い絵を発表できる様に‥、課題は沢山あります、10年後は今以上に素晴らしい絵を発表していたいです。




# by unokazu | 2017-08-11 15:04 | works
2017年 08月 04日
美術書
卯野和宏を著者とした美術書出版のご依頼を受けました。

今回は一回目の取材。
出版社の担当者さん、モデルさん、ヘアメイクさん、写真家さんらが集まり丸一日をかけて書籍に必要な素材作りをしました。
僕が描く絵は重要な素材。描き始めからの工程を刻々と撮影していただきましたが、かなりの緊張感がありました‥。各々のスケジュール、また当然お金も発生していますので失敗は許されない状況です。

僕が普段描く油絵は何度失敗しても軌道修正できる画材であるということ、また期日までには何度失敗してもOKなので、スポーツ選手の様な一発勝負にかける集中力は極端に磨かれていないところがあるかと思います。
最初は全く手が動かずにかなり焦りました。しかしながら周りの皆さまのおかげもありまして、いつの間にか集中することができました。手の技術だけではなく、「勝手に手が動く」という状態になるまでの精神統一・無我への切り替えがこういったお仕事には必要なのかもしれません。精神を上手にコントロールできる様に自分を向上させたいところです。出だしが少しふらつきましたが、この日は自分でも納得いく絵が描けたと思います。とにかくホッとしました。

絵や書籍の内容はまだ公開できませんが、どうぞ楽しみにお待ちくだされば幸いです。
読み応えのある書籍にしたいです。

<photo by bozzo>
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取材場所は埼玉県浦和市にある「彩光舎美術研究所」。僕が10年ほど講師を務めている教室です。

全ての写真は、写真家・bozzoさんによるものです。

最後にbozzoさんのアイディアで石膏像を前に面白い写真を撮っていただきました。


bozzoさんのホームページもぜひご覧ください。










# by unokazu | 2017-08-04 15:39 | art
2017年 07月 21日
展示のお知らせです。
アートキューブ展にて新作を発表しています。
作品は「雲海の下」(80号・97×1455mm/油彩/2017年制作)です。

会期 2017 7/19(水)-24(月)
会場 日本橋三越本店新館7階ギャラリー(TEL:03-3274-8469)

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入り口すぐそばに飾られています。
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発表作品は先月のアートコレクターズ6月号に掲載されていた作品でもあります。
(作品左下の壁面にてその記事をご紹介いただいております)
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久しぶりに大きな作品を描きました。
短い期間ですが、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。




# by unokazu | 2017-07-21 12:17 | art
2017年 06月 15日
お別れ会
「美術の窓」や「アートコレクターズ」などの美術雑誌を出版している「株式会社 生活の友社」の創業者・一井建二さんのお別れ会に出席してきました。
癌だったとのこと、また、享年66歳だったとのこと、突然の訃報にはとても驚きました。
昨年5月の個展の際には会場にお越し下さり色々と言葉を交わし、作品について具体的にアドバイスをもらいましたが、その時の会話が僕にとっては最後の機会となってしまいました‥。残念でなりません。

お別れ会には多くの美術関係者が集まっていました。一井さんは武蔵野美術大学油絵学科のOBなので大学の先輩でもあります。一井さんが描いた絵や生い立ちの年表なども展示され、そのお人柄が偲ばれました。

一井さんには大変お世話になりました。
数々のお心遣い誠にありがとうございました。
どうぞごゆっくりお休み下さればと思います‥。

今後とも頑張ります。

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# by unokazu | 2017-06-15 13:23 | notes
2017年 05月 25日
アートコレクターズ6月号
大変光栄なことに、表紙に作品を掲載していただきました。
また、誌面の中ではアトリエインタビューとして4ページに渡り卯野和宏を紹介していただいております。インタビューでは作品について考えていることなどを色々とお話しさせていただきました。

今まで一度も公開したことがないアトリエ写真も極小ですが掲載されています(笑)。
「こんなところで描いてるのか」とご興味を持ってくだされば幸いです。



書店にてお見かけの際にはぜひお手にとってご覧ください。

Amazonからもお求めになれます。
ARTcollectors'(アートコレクターズ) 2017年6月号(5/25発売)
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無意志的想起(プルースト現象)は記憶がフラッシュバックして明確に過去の像が脳裏に浮かぶ感じかなと思いますが、それとは別に(あるいは同じなのかもしれないが)、
心のざわめきだけが‥記憶の像を持たずに再現され、脳裏よりも身体に漂うな感覚‥そういった自分自身掴みどころのない感覚を表現するにあたり「無意識的想起」という言葉をインタビュー記事の中で言っています。無意志的想起に至る前のざわめきとして‥。
無意識と想起という言葉は相反するところがあるので意味不明になってしまうかな‥と思い直しまして、校正で修正をお願いしようと思いましたが校了状態にて時すでに遅し‥でした。。
雰囲気で発言を読んでくださればと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。




# by unokazu | 2017-05-25 01:00
2017年 04月 22日
「創と造2017」展
「創と造2017」展が東京美術倶楽部より始まります。
洋画39名、日本画67名、工芸29名による135点の作品が一同に並ぶ新作巡回展です。
展覧会の詳細はこちらよりご確認ください。


以下、5都市巡回の日程です。東京会場は4月と5月の2度開催があります。どうぞよろしくお願いいたします。卯野和宏は新作25号1点を出品します。
※在廊の予定はありません。

■会期 2017 4/23(日)-27(木)
■会場 東京美術倶楽部(東京都港区新橋6-19-15)
TEL:03-3432-0191(代) /FAX:03-3431-7606
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■会期 2017 4/30(日)-5/2(火)
■会場 京都美術倶楽部(京都市東山区新門前通東大路西入る)
TEL:075-551-1146

■会期 2017 5/7(日)-9(火)
■会場 金沢美術倶楽部(石川県金沢市上近江町61)
TEL:076-262-0391

■会期 2017 5/14(日)-16(火)
■会場 大阪美術倶楽部(大阪府大阪市中央区今橋2-4-5)
TEL:06-6231-9626

■会期 2017 5/21(日)-23(火)
■会場 名古屋美術倶楽部(愛知県名古屋市中区栄3-12-13)
TEL:052-241-4356

■会期 2017 5/25(木)-28(日)
■会場 東京美術倶楽部

※全て入場無料です。AM10:00~PM5:00



「流転の空」/2017/25M(803×530mm)/油彩
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# by unokazu | 2017-04-22 13:21
2017年 03月 24日
卒業
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約10年間勤めた生涯学習の絵画教室を3月をもちまして卒業することになりました。

近年絵を描く時間を確保する事が徐々に難しくなり、片道約2時間ほどの距離にある教室という事もあり、色々と考えた末に‥、やはり画家としての仕事にしっかりと集中したい気持ちを優先させて頂きました。20代の頃は2日に1回寝れば大丈夫だったし、食事も1日1回でも平気で、今よりも沢山の事が出来たのですが、結婚して子供がいて、僕も少し年を取りまして、体力的にもなかなかうまくバランスをとる事が難しくなってきてしまいました‥。

約10年間はあっという間でしたが沢山の思い出があります。講師という立場ではありましたが、人生の先輩方に沢山勉強させて頂きました。戦争体験の話もよく話題に出ていた印象がありますが、そういった教室での様々な経験を今後の活動に、そしてまた、生きることの道にも繋げていきたいです。

拙いところも多かったと思いますが‥皆様にとって約10年間の教室での時間が楽しいものであったとしたら幸いです。

大変お世話になりました。ありがとうございました。
お花、ありがとうございます。

教室の後任には、教室の近くに住んでいる武蔵野美術大学の優秀な後輩が担当してくれることになりました。安心です。

今後ともどうぞ美術を楽しんでください。
引き続き、皆様のご健康とご多幸を心より願っております。




# by unokazu | 2017-03-24 15:44 | notes


    


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