2010年 01月 23日
個展用新作画像公開
c0053436_7485271.jpg
「風の唄」 10M(333×530mm)/油彩

c0053436_19562833.jpg
細部


画廊アルトンのニュース欄にも本日画像公開となりました。
お問い合わせは画廊へよろしくお願い致します。


ジリジリと締め切りが迫っています、個展と団体展。

# by unokazu | 2010-01-23 21:02 | works
2009年 12月 22日
ラフスケッチ
c0053436_710155.jpgこういった、パパッと描いたスケッチが我が家にはいっぱいありますが、

マスキングテープでペタペタと壁に貼付けてある状態が自分自身結構好きだったりします。
紙と鉛筆と描写具合のあっさり感が割と気に入っていて好きなのですが、

この肉筆素材は写真よりも現実のモデルを見ている時よりも割とイメージが湧き易く、自分にとってはいろんな可能性を秘めた殴り描きとも言えるのです。


変わらず全力の今日でした。
描きまくってます。
ぐったり。

# by unokazu | 2009-12-22 07:23 | works
2009年 12月 02日
石膏デッサン
c0053436_0392014.jpg
指導用にデモンストレーションで描いた石膏デッサン。超特急で描いたので荒いものの、鉛筆画は楽しいものですね。何とも言えないグレー色がまず好きです。それと普段の筆の感触とは違った、紙と鉛筆がこすれる振動。たまに欲しくなります。

オリジナル作品の方は油彩どっぷりなのですが、機会があったら腰を据えて鉛筆でじっくりオリジナルを制作してみたいなぁとイメージもしています。


画廊にコツコツ納品している作品は今のところ公開未定ではありますが、さらなる新作も日々セッセと筆を動かしています。現在F15号を筆入れ中。

今日は作家業の方でちょっと予期せぬ好転があって、これからの仕事が楽しみです。

# by unokazu | 2009-12-02 01:10 | works
2009年 08月 16日
ヴァチカン宮殿にて
この日はツアーに参加。ガイドさんや日本人観光客らと一緒にヴァチカン宮殿をまわりました。ガイドさんの歴史話や作品解説はとても面白く楽しかったです。
c0053436_5585221.jpg
ベェルヴェデーレの中庭にある、石膏デッサンでも登場する「ラオコーン」。1506年に地中から発掘されヴァチカン宮殿に置かれたそうですが、記録によると「ラオコーン」はローマ皇帝ティトゥス(在位79-81年)の宮殿に当時置かれていたそうです。
1世紀に既にこの作品は彫られていたんですね。30代前半のミケランジェロは発掘後この作品を目にし、影響を受けたそうです。

c0053436_60333.jpg
宮殿の右端2階にある4部屋はラファエロの間と呼ばれる。25歳から37歳でこの世を去るまで仕事をし続け、彼の死の4年後に弟子たちによって完成された部屋だそうです。
その中のひと作品、「アテネの学堂」。この作品は全てラファエロによって描かれたものとのこと。
当時ヴァチカン宮殿ではシスティーナ礼拝堂でミケランジェロが仕事をしていて、若きラファエロはその仕事にもの凄く影響を受けたそうです。

c0053436_611776.jpg
システィーナ礼拝堂天井画「天地創造」(1508年〜1512年)(画像Wikipediaより)
礼拝堂壁面はボッティチェリやギルランダイオやペルジーノなどによって描かれ、その後ミケランジェロが30代に4年の歳月をかけ完成。最初は助手にも描かせていたそうですが、「へたくそだから」と1人で描ききると決め頑張ったそうです。
とはいえ、故郷の父への手紙には「私はいまだに、途方に暮れています。その理由は、仕事が難しいことと、私の業ではないからです。なぜなら私は画家ではないからです。だから、私は時を無駄にしています。神様!お助け下さい(美の巨人より/テレビ東京)なんて手紙を出したりしているのがとても人間ぽい。

c0053436_614613.jpg
「最後の審判」(画像Wikipediaより)
天井画完成から20数年経ち、再びミケランジェロにフレスコ画の制作依頼が。1535年から約5年の歳月をかけて1541年に完成。60代での仕事です。凄いですね、頑張っています。この作品もほんとに凄かった。最後の審判をするにあたっての名簿の大きさが、地獄行きが大きくて・天国行きが小さい、ってのはほとんどの人間が悪人だ!って意味なんだってね。細かく色んな表情とか状況を見てくとドラマがあって面白かったです。


さて、ながながと続けてきたイタリアレポートですがこれで終了。
1つ1つの作品がとても語るに多く、なかなか書ききれません。とにかく刺激的な作品の数々。
時間的にはタイトなスケジュールでの美術研修でしたが、とっても有意義でした。
今後に繋げたいと思います!!

# by unokazu | 2009-08-16 06:30 | art
2009年 08月 14日
ローマを歩く
ヴァチカン宮殿は翌日のツアーに同行する事にしたので、ヴァチカンをあとに。コロッセオへ。
c0053436_2222327.jpg
c0053436_2305523.jpg
紀元80年に完成した円形闘技場。ローマ皇帝主催により、血なまぐさい格闘ショーがおこなわれていた場所です。教会などの文化遺産は現在進行形で意味を保ち形体を維持していますが、こちらは全てが「夏草や 兵どもが 夢の跡」。
コロッセオ周辺の木々や草は青々と生命のサイクルを繰り返していますが、ここは取り残された残骸です。滅亡感がひしひしと伝わってきて物悲しい。
誰もが各々初めての人間ですからモノを分かる為に日々研鑽しますが、知識も能力も感情も消えて行くんですね。しかしながらモノは残った…。モノ作りに永遠を見てしまう様な意識は少なからず僕はあるんですよね。そこらへんがまた面白い。

c0053436_23215588.jpg
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーンがジェラートを食べたシーンでもおなじみのスペイン広場。僕はまだ映画を見てないのでそれほどピンとこなかったが、この場所はやはり大人気スポットのようでした。

c0053436_23264789.jpg
トレビの泉にて。1762年に完成したとのこと。
例の、後ろ向きにコイン投げる儀式…、僕もやってしまいました。

# by unokazu | 2009-08-14 23:40 | art
2009年 08月 14日
ローマ ヴァチカン市国
c0053436_0392198.jpg
c0053436_01318.jpg
ヴァチカン、サンピエトロ大聖堂前。ローマ教皇庁によって統治されるカトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地、いわば「総本山」ということで、とても壮大でした。建築設計競技によって ドナト・ブラマンテが主任建築家に任命され1506年に着工、以後ミケランジェロやラファエロなども関わり1626年に完成。
c0053436_044993.jpg
大聖堂の中はもの凄く豪華。フィレンツェはしっとりしてましたが、ここはピカピカのゴテゴテでスケールがデカイ、そんな印象でした。光の差し込み方もまた神々しい。
c0053436_0571794.jpg
大聖堂入口右側にあるのがミケランジェロ25歳の時の作品「ピエタ」。ミケランジェロはもうとんでもなく凄いのですが、この時代の芸術家たちのレベル自体がもの凄い。皆が再現力としての「彫れて描けて当たり前」が最低ラインなんでしょうね。ピエタは母子像ですが、聖書的なモチーフにどう自分の人生観を乗せるのか、感情の豊かさがないと、技術だけじゃここまで魅了はしないだろうと感じます。
仕草などもそうですが、特に顔の表情は目尻や口角などが1ミリずれただけでも別感情になってしまうくらい繊細だから、よっぽど作り手側に感情のイメージが無いと、もの凄く曖昧になってしまう。そんな印象があります。あんまり偉そうな事も言えないけど…。

若くして高水準の作品を作るってことは、技術もさることながら、人生観や感情力の豊さも必要でしょうから、それを思うとどんな子供だったのか、と思ったりもする。

自分を見つめて他人を見つめて…心を見つめるのって個人的には結構エネルギーがいることで、
意外と喜怒哀楽を野放しにして、振り返りも立ち止まりもせずひたすら時間に垂れ流している状態がもっとも楽だったりもする。
小学校時代なんかはまさにそれ。大人になるとなかなかそれも出来ないでしょうが、立ち止まらないラクさは時として感じます。忙しいと立ち止まらないから結構楽なのだ。それじゃ人としてつまらないだろうけど。

25歳でピエタを完成させた彼は、実際何を思っていたのだろうか、とマジマジと見ながらそんなことも思いました。

# by unokazu | 2009-08-14 01:52 | art
2009年 08月 12日
シニョリーア広場にて
c0053436_17143169.jpg
一通りフィレンツェをまわった後、夕食までにはちょっと時間が。同行の画商さんはホテルでゆっくりするとのことで、僕はシニョリーア広場へスケッチに出かけた。開けた場所なのでここは観光客も多い。
c0053436_16415147.jpg
c0053436_16421126.jpg
「サビニの女の略奪」1581〜3年/ジョバンニ・ダ・ボローニャ/高さ410cm/大理石
ロッジア・デイ・ランツィと呼ばれる彫刻廊にはたくさんの彫刻が並べられている。僕が行った時は、地元の高校生(?)たちが20人ほどデッサンの授業中で、各々点々と彫刻を描いていた。指導にまわる女性の先生が1人。空いている場所を見つけて僕も腰をおろして一緒に描く事にしました。
この作品は後期ルネサンス美術、マニエリスム様式の時代です。らせん状に人が絡み合っている。先代は正面鑑賞型による作品が多かったが、この時代になると360度鑑賞を意識し始めたとのことです。こんなポーズ良く考え出したものだ…、と驚愕です。

絵を描いているといろんな人が覗き込んできたり、話しかけてきたり、何気に面白かった。
僕の右隣で女子学生がデッサンをしていたこともあって、先生が覗き込んで来たり、男子学生が話しかけてきたり。イタリア語で捲し立てられたので分からず適当に微笑んで対応してしまったが、雰囲気は通じたことでしょう、きっと。
イタリアの観光地では人種も様々ですが、アジア人の女の子にも話しかけられた。英語の発音が凄かったので恐らく韓国人かもしれませんが、二言三言しゃべって一眼カメラのしっかりしたヤツでバシバシ写真撮られてバイバイしました。

普通に観光客で歩いていると、物売りのブラック系おじさんが話しかけてくるくらいですが、絵を描いていると交流が広がる感じがささやかな時間ながら楽しかったです。

僕と同い年くらいの人かと思うが写真3枚目の左側にぽつんと居る白Tシャツの人もずっと絵を描いていて、夕方近くに水彩やり始めてたのですが、「ノー!ウォーターカラー!」と警備員に怒られていた。その場所にも明るい頃には学生らがいっぱい居たのだが、気付いたら皆帰ったようです。

日も暮れ出した頃、画商さんと落ち合いレストランへ向かいビールとパスタの夕食を楽しんだ。
この日がフィレンツェ最後。
翌日国内線飛行機でローマへと移動しました。

# by unokazu | 2009-08-12 18:15 | art


    


(c) Kazuhiro Uno.All rights reserved.